結婚線の手相占い

天中殺も大殺界ももう恐くない―開運は、心の改良から始まる (Book of dreams)

伯耆 弘徳



定価： ￥ 1,200

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発売日： 2003-02-12

発売元： フィールドワイ

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なんだこりゃ？ってな感じで脱力した。
よくある占い批判の本。
占いの批判をしつつ自分の占いを薦めるのは良いとして（絶対評価の不可能な占いにおいて他を貶めることで自分の占いの正当性を主張するのは良くある手法）、その根拠の展開がさっぱり？？
しかも、自分自身の占いについての解説もほとんどない。
自分の他の著書を買えということなのか？
最近、立ち読みでなくネット販売が増えたせいかスカスカの本が増えた気がしてならない。
興味のある人は中身を見てからの購入を強くお奨めする。

敵を知り己を知れば百戦危うからず
この本は、「天中殺や大殺界なんて作り話のデタラメだ」という本ではない。
天中殺という現象は確かにある、けれども正体を知って正しく対処すれば
むやみに恐れることはない、ということを、天中殺を実際に取り扱っている
占い師が明らかにした本である。
占いの結果を人はどう受け止めるべきか、そして占い師はどうあるべきかと
いったところ、巷にはびこるあやしげな占いへの批判など、著者の真摯な
姿勢が光る本。
ただし、「大殺界」を唱える六星占術への批判では、やや勇み足かと思われる
点もある。『六星占術 宿命大殺界』あたりの該当部分をきちんと読めば、
天中殺（大殺界）の解釈や、具体的な行動のアドバイスはかなり似通っている
ように思うのだが…。

とてもスピリチュアルなものを感じさせる本
占いの話って、結局いつも「当たる、当たらない」というレベルでしか
語られることがなかったような気がしますが、この本はそういう次元を
超越して、「心の進化が大切だ」ということを教えてくれています。
占い本のコーナーよりも、精神世界のコーナーが似合う本ですね、これは。
単に自分の宿命や運命を知る、ということだけではなくて、もっとその先、
私達は人間として生まれ、そしてどこに向かっていけばいいのか、
それを宗教などとは異なる方法で平易に説いていることに大変共感をおぼえました。
これはただの占い本ではない、そう断言します！
今までになかった、とてもスピリチュアルなものを感じさせる本でした。