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風水の真実―科学と占術のあいだ
風水の真実―科学と占術のあいだ
風水の真実―科学と占術のあいだ
細野 透
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 277794位
おすすめ度:
発売日: 2007-09
発売元: 日本経済新聞出版社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
建築のプロが風水を読み解く貴重な書
昔「家相」、今「風水」。
不景気が続くせいか、幸せ求めて「風水」が大ブームだけれど、
それっていったい何なの?
「家相」にせよ「風水」にせよ、ただの占いとは言い切れず、
建築の利に叶った内容もたくさんある、と伝え聞きます。
そのへんのところを、
プロフェッショナルな建築ジャーナリストが探求するのが本書。
大抵の「建築のプロ」は「家相」や「風水」を天敵のように思ってるから、
本書は挑戦的にして希少価値ありといえるでしょう。
「風水」の成り立ちとその全容を解説し、「建築学」と比較する前半は、
かなり複雑で歯ごたえのある内容。
ミーハーな興味で読み始めると挫折しそうになるけれど、
俄然面白くなるのが、第九章「東京風水行脚」。
六本木ヒルズ、フジテレビ本社ビルなど、誰もが知ってる話題の建築を
本場中国のトップ風水師が鑑定しているんです。
「あとがき」によれば、「東京の風水ランドスケープ」を書き残したのこと。
次作を楽しみにしています。
何もかも中途半端
題名と新聞の広告を見て購入しましたが、正直期待外れでした。
「風水の真実」と大上段に構えてはいるものの、風水にどういった科学的根拠を見いだせるのか、あるいは近年の地理学や気象学とどのように繋がっていくのかなどの問いには答えてくれません。
前半は風水の背景や歴史に終始し、「いずれ現代の科学と整合性がない部分も解明されて行くであろう」という言葉でうやむやにしています。後半は一転して東京の建造物を中国の高名な風水師に鑑定させるという試みから、風水がいかに建物の設計に重要なものかと説明しますが、風水師の説明を著者自身が十分消化できておらず説明が曖昧なままで尻切れトンボです。
建築学科の大学院を卒業し著書も多数あるようですが、建物の設計とそれを取り囲む土地や外構のランドスケープのデザインを混同しているように受け取れる記載もあり、また参考文献も載っていません。
風水について科学との接点を探ろうとの企画は悪くありませんが、著者のスタンスも構成も何もかも中途半端です。自分自身の聴覚過敏が西洋医学で治らず東洋医学で軽快したので風水に興味を持ったとあとがきに書いていますが、思いつきではなく十分練り上げてから本にすべきでした。
風水=開運術ってほんと?
「西に黄色で金運アップ!」……
こんな一般的な風水のイメージから、風水って「マユツバ」だと思っている人、
でも、どこか引っかかる…、という人にぜひお薦めしたい本です。
私自身、風水の本をかじり読みして、玄関にカエルの置物などを置いてみたクチですが、それでお金に困らなくなったかは…??
でも、西洋医学では治せない病気も、漢方で治ったという話はたくさんあります。
占いや迷信で片付けてしまうには、もったいないくらいの歴史も風水にはあるはず。
楽して得できそうだけど、本当かな? 風水って科学では証明できないんだろうか…?
そう思っていたときにこの本のタイトルを見て、買ってみることにしました。
建築ジャーナリストの著者は、歴史をひもといたり、難解な風水の体系を丁寧に追ったり、時には文学作品も登場させて、あらゆる角度から「風水の真実」に迫ります。
「建築学的には100%ありえない」とか、「建築学の『通風の原則』におおむね一致」などの記述には、「そりゃそうだ」といちいち納得。
風水というとらえどころのないものを、建築学という物差しで計っているわけですね。
この本を読んで私にも「科学と占術のあいだ」の境界線が見えてきたように思います。
圧巻だったのは、「東京風水行脚」。中国でトップの風水師に、六本木ヒルズや表参道ヒルズなどを鑑定してもらっているのです。これは掛け値なしに面白かった!
何となくこの建物にいると落ち着かない…という感覚は誰にでもあるものですが、風水のトップランナーは、その理由をちゃんと風水という「学問」にのっとって解説するんです。必読です。
この本は、「風水=開運術」ではなく、風水を1つの文化として包括的に捉えて、怪しくも懐の深い中国文化の魅力に迫った一冊だと思います。
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